金言で読み解く投資

あなたの「お金」と「心」を今日より明日リッチに。

親愛なる私へ、私の最期の日によせて。

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

愛する人の葬儀に参列するシーンを思い浮かべる。
会場の前の方に進み、そこに飾ってある写真を見る。
そこには自分自身の顔が飾られている。これは『私自身の葬儀』だ。

集まってくれたそれぞれの人たちから、私の人生について、何と言って欲しいだろうか?私はどういう人だったと述べてほしいのか?私の人格のどういうところを見てほしかったのか?

これは、「七つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)」の第二の習慣:目的を持って始める(終わりを思い描くことから始める)のレッスンとなる。

目的を持って始めるということは目的地をはっきりさせてから出発することを意味する。目的地に辿りつくために知らないといけないポイントが2つある。それは”現在地””目的地”だ。それを知ってはじめて、”距離””目指す方向”が決まる。

人生の目的地を考えずして、出発すると人生の最期に到達するのは間違った目的地になると本書は教えてくれる。
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自分の生活の忙しさに追われ、やっていることそのものに意味があるかを考えず、自分自身を見失い、成功のはしごを昇りつめる。頂上に達した時、はじめてそのはしごは掛け違いだったと気がつく人が多いと指摘されている。私欲を追い求めて、何かを手に入れた時に、結果的に自分にとって本当に大事なものを失っているのだ。

それを防ぐために自分の人生の目的地をまず思い描くことを本書で推奨されている。
『人生の最期の姿を思い描き、今日という一日を始めることで、自分にとって何が本当に大切なのかをベースに、今日・明日・来週・来月の行動を計画することができる。自分の人生の目的を明確にすることにより、毎日の活動が人生全体の目的に対して、有意義な形で貢献できる』と紹介されている。

そう。私にとっての『あの日』とは、『自分の最期の日』だ。それを思い描き、自分が人からどう記憶されたいか、どうありたいかを具体的に考える。

私が思いつくところこんな感じだ。

●『誠実な人だった』と記憶されたい。
●『信頼できる人だった』と記憶されたい。
●『公平な人だった』と記憶されたい。
●『やさしい人だった』と記憶されたい。
●『愛してくれる人だった』と記憶されたい。
●『一貫性があり、ゆるぎない人だった』と記憶されたい。
●『勇気をくれる人だった』と記憶されたい。
●『おもしろい人だった』と記憶されたい。

●妻からは、『いつも私を一番に愛してくれる人だった』と記憶されたい。『来世もまたあなたを選ぶ』と思われたい。
●子から、『優しいパパの子でよかった』と記憶されたい。
●親から、『生まれて来たのがあなたでよかった』と記憶されたい。
●友から、『同時代に生まれて出会えてよかった、楽しかった』と記憶されたい。
●ブログ読者から、『このブログとの出会いが私の人生を変えてくれた』と記憶されたい。
●後輩から、『あなたの教えが今でも私を勇気づける』と記憶されたい。
●先輩から、『いつでも頼もしかった』と記憶されたい。
●おてんとさまから、『人に優しく、まっすぐ生きた曇りのない人生であった』と記憶されたい。 

これらが叶えば、きっと自分の人生は幸せであったと心から思えるのだと思う。
このゴールに向かって歩むのである。今日もまた歩むのである。


『金言で読み解く投資』ブログを最後まで、お読み頂きありがとうございます。
では、本日の『金言』で締めさせて頂きます。

もし、はしごをかけ違えていれば、一段ずつ昇るごとに間違った場所に早く辿り着くだけである。
By スティーブン・R・コヴィー

 

 こちら『7つの習慣』本のご紹介の記事です。ぜひこちらもお読みください。

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