忙しい毎日、やってもやっても仕事のパフォーマンスが上がらない、振り返ると何も達成していない、そんな状態におちいっていませんか?
こういった負のスパイラルを繰り返すと仕事の成果だけに留まらず、心もだんだんと傷んできます。
一歩ずつ積み重ねて「栄光(創造)」に向かっていたつもりが、実は一歩ずつ「挫折(破壊)」に近づいているとしたら?
回避するには、考え方とやり方を変える必要があるのです。
その考え方とやり方を教えてくれる本が、「エッセンシャル思考」です。
筆者は、あのアップルやグーグルやフェイスブックなど名だたる企業にアドバイスされている超ツワモノです。
エッセンシャル思考とは何か
エッセンシャル(Essential)は、辞書で調べると、欠くことのできない、必要不可欠な、という意味です。
「エッセンシャル思考」とは、本当に大事なことを見極め、自分の時間とエネルギーをもっとも効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げる技術のことです。
本書のポイント
- エッセンシャル思考とは、より少なく、しかしより良くを追求する生き方
- エッセンシャル思考の最初の一歩は「選ぶ」ことを選ぶこと
- 自分にとって本質的な仕事だけをやれ、それ以外の仕事はすべて無視
- トレードオフを直視し何かをとるために何かを捨てる
- 自分で優先順位を決めなければ、他人のいいなりになってしまう
- 見極める→捨てる→しくみ化する
- 刺激的で具体的な本質目標を決める。その目標に自分の持てる力を集中する
私に起きた変化
どちらかと言えば、お人好しだった私が、「断ること」を覚えた。本当に大事なことで成果を出すために、「断る」。また断るために、こういう仕事やこういう誘いは受けないという「基準」を設けた。あとはその基準に基づいて「断る」だけ。
罪悪感はない、最高の成果を出すという目的のためだから。シンプルに大事なことを「選択する力」がつきました。
また周りの評価も変わった、断る仕事もあるが、受けた仕事は必ず成果が出るからだ。
最後に
この本との出会いで、「人生が変わった」。
「エッセンシャル思考」は、現在の私の根幹をなす思考です。毎日、使っています。例えば、買おうとしてるモノがエッセンシャルかどうか。やろうとしてる仕事がエッセンシャルかどうか。「本当に大切なことに集中する、最高の思考法」だと思います。
読者のみなさんも、人生のより早い段階で「エッセンシャル思考」を身に着けられることをおすすめします。
最小の時間で成果を最大にする
By グレッグ・マキューン