こんにちは。金言(@Investor_K_san)です。
私はふだん上場企業で経理の仕事をしています。また「投資」をこよなく愛し、個人投資家としての経験は、16年となりました。
本日は「おすすめの投資本」をご紹介します。
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サイコロジー・オブ・マネー / モーガン・ハウセル著
『20代前半でこの本に出会っていれば・・・』きっと私は豊かになっていただろう。
もっと早くこの本に出会いたかった。そんな風に読んで感じた「お金に関する本」です。
では順を追ってご説明します。
1. この本を紹介する理由
実のところ私はこの本をずっと敬遠してきました。
書店で平置きされており「Money」という文字が気にはなっていましたが、
「一生お金に困らない「富」のマインドセット」という副題を見て、「マインド」でお金持ちになれるのか?という疑念を持っていたからです。お金を増やすためのもっとテクニック的な要素を求めていました。
しかしこの本を読了し、その思いは見事に打ち砕かれました。
今では『お金持ちになるための唯一の方法は、これだ(この本の中にある!)』とさえ思っています。
ぜひ同じ感動を味わって頂ければと思います。
2. 本書の主張とおすすめの理由
まるでイソップ童話の「北風と太陽」を読んでいるかのように
あい反する2人の実在する人物の「考え方や行動の違いが、結果の違いを生み出す」様子が書かれています。とても分かりやすいです。
本書の主張はおもに3つです。
✅お金とうまくつき合うためには、頭の良さより、行動が大切だ
👉 地味な「清掃員」が株で資産8億円/大手金融機関で働く「エリート」の末路
✅お金が人生にもたらす最大の価値は「自由」だ
👉「好きなときに好きな人と好きなだけ好きなことができる」というかけがえのない価値
✅目的のない貯蓄が人生の選択肢と柔軟性を広げる
👉投資で豊かさを手にすると同時に目的のない貯蓄が大切
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3. お試めし読み
本の導入部分のお試し読みです。ここからすでにおもしろいですね。
4. 私のお気に入り
本書は全20章で構成されています。その中でも私のお気に入りの章は次のとおりです。
✅第4章 複利の魔法――ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得られたもの
👉バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得られたという事実から「複利」がどのように効果を生むかを分かりやすく教えてくれます
✅第6章 ロングテールの絶大な力――5割の確率で失敗しても、富は築ける
👉苦境にあったディズニーを救ったたった1つの作品の話がおもしろい
👉99%が間違いでも1%が成功すれば、トータルの力で成功できる
5. さいごに
「お金との付き合い方」や「お金の増やし方」をこれだけ分かりやすく、教えてくれる本を私は他に知りません。
そしてお金で豊かになるのに「頭の良さがいらない」という筆者の主張はとても勇気が持てます。
FIRE(早期リタイア)を目指している方、投資で資産を築きたい方、投資で成果が出ず悩んでいる方には、ぜひ読んで頂きたい一冊です。
むずかしい投資本が嫌いな方もさっくり読めて、「この一冊」で大丈夫!
では、本日の金言にて、締めさせて頂きます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
- チャーリー・マンガー(バークシャー・ハサウェイ副会長) -
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あなたの「お金」「知識」「心」を今日より明日リッチに。