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ミズホメディー(証券コード:4595)の実力診断

こんにちは。金言(@Investor_K_san)です。
私はふだん上場企業で経理の仕事をしています。また「投資」をこよなく愛し、個人投資家としての経験は、16年となりました。

 

本日は株式投資記事を書きます。

 

 

初心者でも『負けない投資』をモットーに、毎月、定額の株式購入をおすすめし、長期的な資産形成をベースとした情報発信をしています。




リスクを抑えた保守的な資産運用により、インフレ時代を乗り切り、みなさまの人生設計のお役に立てれば、うれしいです。

 

 

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ミズホメディー(証券コード:4595)の実力診断

 

注目の株式銘柄としてミズホメディー証券コード:4595)をご紹介します。
もちろん投資される場合は、自己責任でお願いします。

 

過去記事にて、PCRおよび抗体検査関連会社に注目してきましたが、その中で、経理を本業とする私が決算を見て思わ「えぐっ」と声が出た会社があったと紹介した銘柄です。

→リンク:PCRおよび抗体検査関連会社の実力診断①

→リンク:PCRおよび抗体検査関連会社の実力診断②

 

また今回記事は決算書の分析をしておりますが、細かな用語はすっとばしております。
記事末尾に『会計を学ぶ上で最高の一冊』を紹介しております。こちらもお見逃しなく。

 

世間的にもアフターコロナ銘柄に注目が集まる時期ですが、この業績を見せられると個人的には、注目せざるを得ないです。

 

会社概要

ミズホメディーは、佐賀県に本社がある1977年に設立の会社で、体外診断用医薬品並びに体外診断用医療機器の開発製造販売を行っている会社です。

 

2021年度からは、新型コロナウィルスの検査機器と検査試薬が売れに売れて業績を伸ばしている会社です。

出典:ミズホメディー

 

 

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決算分析

P/L:損益計算書分析
  • 2021年の売上高は、13,137百万円、過去5年の売上トレンドは多くて6,427百万円ですから、いかに2021年の新型コロナウィルス関連の売上が凄まじかったかが伺えます。

  • 2021年の当期純利益は、4,816百万円(前年比16倍)と強烈です。
    創業44年を迎えた会社が16倍の変化をとげる。
    驚きです


  • 2021年通期の売上高と営業利益から算定した営業利益率は、驚異の51.0%です。
    10%を目指す会社も多い中、この数字もえぐいですね。

  • 2021年度の企業として稼ぐ力は、2020年以前とはまったく別会社になったように思えます。驚異の成長です。

出典:ミズホメディー

 

出典:金言

 

B/S:貸借対照表分析

2020年と2021年の4Q決算、B/Sを比較して分析しました。図の赤字の番号と下記番号を対応させています。

 

総資産が2020年 6,051,757千円から、2021年 12,192,960千円と2倍になっています。

会社の規模がわずか1年で2倍です。

 

②P/Lのえぐかった2021年の利益が、B/Sの繰越利益剰余金に入ってきて①の総資産を押し上げています。利益の増加による総資産の増加は、理想的です。

 

③P/Lのえぐかった2021年の利益により、キャッシュの回収が進み現金と売掛金の残高が2020年とは比べものにならないくらい増加しています。経営上現金の増加はこの上ない喜びです。

 

④③で説明のキャッシュの回収が進み、銀行から借入する必要がなくなったため、借入金を短期と長期ともに返済しています。いわゆる無借金経営になりました。

その他指標

PERは、5.56倍でいわゆる割安と判断できます。
配当利回りは、5.42%と魅力的です。

 

 

まとめ

新型コロナウィルスの検査機器と試薬により、2021年決算で異次元の成長をとげたミズホメディー。異次元の利益により現金回収が進み借金をすべて返済し、無借金経営へ。逆に現金がだぶついて見えるほど、うらやましい経営状態へ。

 

そして、もう1つ注目したいのは、新型コロナウィルスの第6波は2021年を超える規模でやってきています。つまりもう一度特需が来ると考えられます。

 

市場は、アフターコロナに目移りする時期にきており、人気は離散する可能性があります。

 

しかしながら、ミズホメディーに起こっている決算書上の変化は、2021年から超優良企業に変化しています。

 

特別な固定資産投資を必要とせず、儲けが出る構造は、勝ち組の様相が出ていると決算上は、読み解いたしだいです。

 

会計を学ぶ上で最高の一冊

今回は細かな説明を省き、決算書を読み解いてみました。

以下、会計を学ぶ上で最高の一冊』をご紹介しますのでご興味があれば、ぜひご確認ください。

私はこれまで何冊もの会計本を読んできましたが、この本を読んではじめて会計を理解できました。

この本との出会いは、会計を生業とする私にとって、最高の出会いでした。自信を持っておすすめします。

 

 

では、本日の金言にて、締めさせて頂きます。
最後までお読みいただきありがとうございます。少しでも参考になればうれしいです。

 

◆本日の金言◆
会計を学ぶ努力をしないかぎり、そして財務諸表を読んで理解する努力をしないかぎり、自分で株の銘柄を選択することなど夢のまた夢である。

  - ウォーレン・バフェット -

 

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